春桜
春
美波−side
“………らね”
“…っあげるからね。”
!!
「まって!」
私は飛び起きた。
カーテンに朝日がさしこむ
ふと私は時計を見る。
7時。
私は自分の部屋を見渡した。
あの夢。どこか懐かしいような…
そんなことを考えながら
部屋を出てリビングへ行く
「ぁら。起きたの?
…ひどい顔。もぅ高校生なんだからしっかりしなさい」
朝食の準備をしていたお母さん。
「ぅん…」
そぅ私、佐藤 美波は
今日から希望ヶ丘高校の1年生。
高校生となると大変!
毎朝の身支度の時間が…
とにかく急がないと
アイツがくる…。
そぅ、アイツが。