春桜

「美波も食べたいなら運んでね」


岬の後ろから峻也もきた。
料理を持ってないほうの手で私の頭をポンポンした







「ぁ。うん!勿論手伝うよ」


ちょっと自分が恥ずかしくなってきちゃったり………
しかもドキドキが止まらなくなるからやめてよー///
天然峻也!



























「でわ……高校入学式を祝って」


「「「「かんぱーい」」」」






仕切り役の岬はおお張り切り

楽しそうで何よりです♪




「んー
このハンバーグおいひぃー!」


私はハンバーグのあまりの美味しさにテンションが上がってきた。








「っはは。
ホントにいつも美波はうまそうに食うよな〜
しかも幸せそうな顔してさ」


峻也の笑顔につられて私はさらに笑顔になる。








「ホント、美波昔から食い意地はすげーもんな
な!美波。」



そういって光輝はせっかくセットした頭をくしゃくしゃとなでた。


「しょうがないじゃん!美味しいものは美味しいんだから!!」





あーあ。これセットするの大変だったのになぁ……

私はくせっ毛で髪も長いから
いっつも巻いてないのに巻いた風になってるの。

岬みたいなストレートにするためにアイロンで頑張ってやってんのに……
光輝は乙女の苦労をなんにもわかってない!


< 24 / 25 >

この作品をシェア

pagetop