春桜
「美波も食べたいなら運んでね」
岬の後ろから峻也もきた。
料理を持ってないほうの手で私の頭をポンポンした
「ぁ。うん!勿論手伝うよ」
ちょっと自分が恥ずかしくなってきちゃったり………
しかもドキドキが止まらなくなるからやめてよー///
天然峻也!
「でわ……高校入学式を祝って」
「「「「かんぱーい」」」」
仕切り役の岬はおお張り切り
楽しそうで何よりです♪
「んー
このハンバーグおいひぃー!」
私はハンバーグのあまりの美味しさにテンションが上がってきた。
「っはは。
ホントにいつも美波はうまそうに食うよな〜
しかも幸せそうな顔してさ」
峻也の笑顔につられて私はさらに笑顔になる。
「ホント、美波昔から食い意地はすげーもんな
な!美波。」
そういって光輝はせっかくセットした頭をくしゃくしゃとなでた。
「しょうがないじゃん!美味しいものは美味しいんだから!!」
あーあ。これセットするの大変だったのになぁ……
私はくせっ毛で髪も長いから
いっつも巻いてないのに巻いた風になってるの。
岬みたいなストレートにするためにアイロンで頑張ってやってんのに……
光輝は乙女の苦労をなんにもわかってない!