春桜

「俺はいないんじゃなくてつくらねぇんだよバーカ。」


私の頭を軽く叩いた






「…どーだか。」










私は空を見上げる








この町はね
桜の木がたくさんあって春の景色は最高にきれいなの



私がこの町に来て10年

春の町が一番好きだ












「桜…きれいだね」




ほのぼのとした気持ち
それを一瞬にして崩すのがこぅだ



「つか、見飽きた。
生まれてからずっとこんな景色だし、目の前花びらちらちらして正直うぜぇし。」















こいつは…
ロマンのかけらもないのかよ。




ま。知ってたけどね



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