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ギィイ…………









『『『『『『お帰りなさいませ!!!歌架様!!!歌音様!!!!』』』』』








エッ!!!???









これってもしかして今、噂のメイドさん&執事?









……………日本にもこんな人たちがいたんだね………。









ある意味な感心をしてからあたしはお母様に付いていった。









カツ………カツ…………









縦にも長く、横にも長い廊下でお母様の靴音だけ響いていた。









そして、廊下には色々な表彰状や絵や写真があった。









絵では老人の絵が殆どだったけど、









写真ではあたし達の家族と言える人達がいっぱいあった。









そして随分と廊下を進んで行くと、









ある部屋の前にたどり着いた。









豪華な装飾でいかにも『お祖父様』系な部屋だった。









そこをお母様はノックした。









コンコン……









『誰じゃ?』









『お父様、歌架でごまいます。』









『うぬ、入れ。』









また一つ大きな門が開いた。
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