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sound 3

仲間

『今日から転入してきた詩月 歌音です!!

よろしくお願いします!!』


パチパチパチパチ……


沸き上がる拍手。


『では詩月さんは音崎君の隣に座ってくださいね。』


『はい。』


カツカツカツカツ


ストンッ♪


『良かったよ、歌音。』


『ありがとう、奏ちゃん。』


あれから1日たち、


あたしは星楽(セイラ)学園中等部に編入した。

星楽学園は奏ちゃんのお母様が理事長をつとめる学園で、


世界でも有数な有名音楽学校らしい。


昔、あたしもここの初等部にいたらしい。


だから改めてここに編入する事が出来た。


もちろん、あたしは奏ちゃんと同じクラスにしてもらった。


『と言っても、あまり編入生はいないからみんな歌音の事を覚えてると思うけど。』


って奏ちゃんは話してくれたけど、


やっぱまだ奏ちゃんの事しかうる覚えで分かってないし………。


そんな事を考えてると、









『先生!!詩月はどうしてまた日本に帰ってきたんですか?』


ある男子生徒が質問してきた。


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