tone
『………プハァ~!!』

もう!!息苦しかったんだけど!!

みたいな視線を送ると、


『もう一回、しますか?』

意地悪な視線で反撃された。

『ん~……別にいいけど、』


あたし的には、


『奏ちゃんに抱き締めてもらいたい……。』

小さな声で呟いた。

すると奏ちゃんは少しビックリしたけど、









『………おいで。』


細く、長い手を広げた。

『……そりゃ!!』

『ウワッ!!』

ビックリしたぁと呟く奏ちゃん。

『ヘヘへ★』

たまにはあたしの方が驚かせてもいいでしょ?

そう思うと、

『………幸せ、だ。』

滑らかな声が聞こえた。

『………奏ちゃん?』

『歌音が今いる。









それが一番、幸せ。』

あぁ、今の言葉録音したかったな。


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