間違い電話 ~もう一つのお話~
「美優なら今日中田さんと逢うみたいよ。」


「えっ?2人きりで逢うのか?」


「そうみたい。私がついて行くっていったら、1人でいいって。」


「あいつ大丈夫かな。」


「大丈夫よ、もう大人なんだし。」


「そうだけど。」


「その後のフォローを私達ですれば。美優を信じましょ。」


「おぉ。」


そうだな。


今の俺にはそれしか出来ないもんな。


泣きそうなら俺を頼って来いよ!美優!



話を圭に聞いて良かった。


「じゃあ、ありがとな、圭!」


「うん!」


そうして、俺は総務を離れた。




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