間違い電話 ~もう一つのお話~
次の日、俺は気になってまた総務を訪ねた。


本当美優の事になるとダメダメだな。


仕事をしてても美優の事が気になるし。


はぁ。


こんなに悩むなら、さっさと美優に俺の気持ち伝えたいよ。


ため息をつきながら、俺は総務に向かった。


ん?また美優がいない。


また席外してるのか?


そう思ってると、また圭を見つけた。


「圭!」


「優一!」


圭は俺の所へ来てくれた。


「どうしたの?って聞くまでもないか。」


「すまん。」


「美優なら今日お休みよ。」


「えっ?」


「風邪・・・なんて言っても優一には通じないか。昨日泣きすぎて目が腫れたらしいよ。美優。」


「えっ?マジかよ。」


このぉ、中田め!


俺の美優を・・・っていつから俺のなんだ?


って、心の中で一人突っ込みしてるんじゃねぇよ!俺!!



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