間違い電話 ~もう一つのお話~
保養所に着いた。


部屋割りは男女別だって。


当たり前だっつーの!


そして俺とユウさんは部屋に入る。


「よろしくね。優一君。」


「はい。よろしくお願いします。」


「優一君って何歳?」


「23ですけど?」


「そっかそれだと美優ちゃんと同い年か。」


「そうですね。ユウさんは・・・?」


どうみても年上だよな。


「俺?俺は25歳。そんな変わらないよ?」


へぇ。2歳だけなのに何でそんなに落ち着いているんだ。


ってか、俺がまだ子供なだけ?


「美優ちゃんって良い子だよな。」


「そうですね。」


そんなの俺が一番分かってるって!


「出会いが合コンなんだけど、良い子に逢ったって喜んでいるんだ。」


・・・なんか、こいつ良い奴だし。


俺・・・どうする?


年上だし、包容力ありそうだし・・・


俺、勝ち目あるのかぁ?




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