間違い電話 ~もう一つのお話~
話が弾んだ。


うーん、やっぱりコイツは良い奴だな。


しょうがない。


友達と認めてやってもいいかな。


アイツからユウさんに昇格してやるよ。




「で、今日は何で急に飲み会になったの?」


「今日は優一に私が迷惑かけたからのお礼?の、飲み会。」


「そうなんだ。何か迷惑かけたんだ。」


「このドジ美優を助けてあげたわけ!俺が!」


はぁ、何でこんな言い方しか出来ないんだ。


「ドジで悪かったわね!」


「もっとちゃんとしろよ!俺だから良かったものの。」


本当に心配したんだぞ。


「わかってるもん・・・。」


ちょっと泣きそうになってる美優。


するとユウが美優の頭をポンポンってしながら、


「そんなに美優をいじめるなよ!」


・・・こうみると美優とユウさんはお似合いだな。


やっぱり、俺に勝ち目はないのか?



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