間違い電話 ~もう一つのお話~
それでも諦めきれない俺。


本当に何やってるんだか。


その日の夜、またマサルになって電話をした。


プルルルル♪


「マサルさん!」


何か元気だし。


元気なのは嬉しいけど、複雑だな・・・。



「こんばんは。今日も飲んでるね。」


さっきまで俺と飲んでたもんな。


・・・圭もいたけど。




「ふふふっ。分かっちゃいます?」


「なんとなく、いつもと違うしね。」


「そうですかぁ?」


「酔うと少ししゃべり方が可愛くなるし。」


「ふふっ。それは、マサルさんと話てるからですよぉ!」


それは本気か?


そんな訳ねぇな。


マサルの事何も知らないんだし。



「そういえば、美優ちゃん好きな人できた?」


「好きな人は、まだいませんよ!」


マサルにでも言えない奴なのか?


本当にどんな奴なんだ!


美優・・・俺を不安にさせるなよ・・・。



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