間違い電話 ~もう一つのお話~
でも、そんな所を見せられて「はいそうですか。」って言えない俺がいる。


チームはどうする?って言葉に俺は


「俺、美優と組む!」


と、美優の腕を掴んでコートに入ってしまった。


「痛いよ!優一!」


俺はハッとして掴んでいた手を離した。


「ごめん。」


美優は腕をさすっていた。


ちょっと今日の俺は変だ。


「なんでもない・・・。頑張ろうなっ!」


俺はそう言って作り笑いをした。



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