間違い電話 ~もう一つのお話~
告白
土曜日、俺はまた二日酔いだった。


そして、携帯を見ると着信があった。


美優からマサルへ。


でも、俺は美優に電話が出来なかった。




月曜日。


圭が俺の所へ来た。


「優一!」


「おう。」


「ちょっと顔貸して。」


「はい・・・。」


「あんた、金曜日の記憶何処まであるのよ。」


「たぶん、殆どあります。」


「じゃあ、美優に好きだ言った事も?」


「はい・・・。」


「じゃあ、私からのプレゼント。」


「ん?」


「今日の定時後空けときなさい。美優と話す場を設けてあげるから。」


「おっ、おう。」


そう言って圭は去っていった。


圭、いつもありがとよ。



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