年下がダメな理由
ちょっと・・。

なに?

寝てる?

玄関に人が寝ている。

潤也?

しかも、熟睡中。
声を掛けてみた。
応答無し。

全く起きる気配が無い。

かなり、ワイン臭い。

完全潰れてるよ。
飲みすぎです・・・。


しかも、顔が真っ赤。
耳まで赤い・・・。

おまけに、熱まであるし・・・。

何してんだか。

バカだよ・・・。

『ちょっと。起きて。こんな所で寝たら風邪ひくでしょ?』

むしろ・・・。

危ないかも・・・。

『ちょっと、ま・・・。』

気付いた時には遅かった。
潤也の口元が緩み。
嗚咽が漏れた・・・。

「う゛・・・。」

生々しい音と共に吐き出された。

黄色の異物・・・。


・・・・・・・・・・。


残念な結果・・。



お気に入りのスーツが・・・。
最悪の悪臭。

最低・・・。

こんな時に限ってカルロ居ないし。


どうしてくれる。
私のスーツ・・・。


・・・・・。



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