星の降る線路の上で
三崎は不服そうに抗議の視線を向けるが、口元からは何故か笑みが零れていた。
「…でも、きっと信じただろうな…あの頃の俺だったら」
「信じるのは子供の特権よ」
璃子が勝ち誇ったように三崎の顔を覗き込む。
だが、その瞳からは何の棘も感じられず…むしろ初めて見つける事の出来た共通点を素直に喜んでいるように見えた。
「特権…ね」
三崎は素直に負けを認めると、再び前を向き歩きだした璃子の背中に向かって、ぽつりと呟いていた。
「…でも、きっと信じただろうな…あの頃の俺だったら」
「信じるのは子供の特権よ」
璃子が勝ち誇ったように三崎の顔を覗き込む。
だが、その瞳からは何の棘も感じられず…むしろ初めて見つける事の出来た共通点を素直に喜んでいるように見えた。
「特権…ね」
三崎は素直に負けを認めると、再び前を向き歩きだした璃子の背中に向かって、ぽつりと呟いていた。