甘いあまい☆マーマレード
「……」
「柚朱ちゃん……これは…その…」
ってどうして此処に?
「先輩、お似合いですね」
柚朱ちゃんは、それだけを笑顔で言いこの部屋から姿が消えた。
「ほら、お似合いだって~」
「五十嵐さん、いい加減にしてください!!」
思いっきり力を込めて振り払い、ようやく彼女の腕が俺の背中から離れた。
「先輩? あれ、柚朱ちゃんって夏木の妹じゃないの? 知り合いっていうから、俺てっきり――」
「違っ!! じゃ、俺失礼します」
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