甘いあまい☆マーマレード

 「柚朱ちゃん!!」


 講堂の前でやっと追い付いた。

 彼女は振り返り悲し気な笑顔を俺に向ける。


 「綺麗な方ですね」

 「あ、彼女は……五十嵐さんは、同じサークルの……二つ歳上の先輩…唯それだけだよ」

 「私は、唯の後輩ですからね」


 やっぱり、勘違いしているよ


 「違うよ」
 

 何を言っても言い訳にしか…ならないよな…。

 けど、これだけは分かってもらいたい。


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