藤色アイルランド
けどまぁアルバート君があれじゃ踊れないねぇ。私。
「やぁ、僕と一曲どうかな?」
ん?あぁセラフィン王子か。相手に一応不足は・・・ない・・・よね?てか凋落の女帝が王子と舞踏ってのも楽しいだろうし。
「お受けしますわ。王子。」
ヘンゼル達の観察も少し飽きたし王子と一曲楽しもうかな。そう思ってセラフィン王子と踊ってみた。
うぅ・・・最近T-PISTONZのダンスしかしてないからこんな格式高いの久しぶりだ~。でもそつなく華麗にこなすあたりさすが私☆彡
ん?はぅあっ!ド・メイスン!もうこんな時間!?
「急いで脱出するわよ!もう時間が!!」
「ちょっ姉様待ってよ!まだ全部食べてな・・・ドハッ!?」
私はグレーテルにジグザグスパークをぶつけ動けなくしてグレーテルの手を握りヘンゼルと城を脱出した。
「ヘンゼル!得意の風で離脱しあのボロ家に行くよ。」
「all right!クラウ・クラウド・クラウディ・ミルキーウェイ!」
一陣の烈風が私たちの背中を押し私たちを件の家に運んだ。
「あっ!ガラスの靴方っぽ城に落した!あぁどーしよ。ガラスの靴ダメにしたのこれで今月2度目だよ。軽く凹むんだけど。」
それからしばらくしたある日、次期イナズマイレブン候補は雷門中サッカー部に決まり(そもそもイナズマイレブンとは雷門中サッカー部に与えられる称号であり雷門中サッカー部やかつての雷門イレブンである本家イナズマイレブン以外のイレブンにイナズマイレブンの称号は与えられない)、帝国は更なる高みへ進み凋落の王者帝国学園サッカー部は完全復活への躍進を遂げつつあった。そうだ、帝国が新イナズマイレブンも本家イナズマイレブンも倒し王の復活を示す時は近い!頑張れ帝国!(作者同様にサンドリヨンはイナズマイレブンでは帝国が1番好き)
と、王子が忘れ物(私が落したガラスの靴)を届けたいらしくバイラルさんに頼んで持ち主探してるみたい。
辺境伯バイラル・ジャルジェ。太古の昔より真祖に仕えるジャルジェ家のヴァンパイア!右目を隠すレモンイエローの長髪、オレンジ色のマフラーにケープ。真祖の番犬、懐刀、片腕といろんな異名を持つ男。忠誠心が具現化したヴァンパイアのバイラルさんが私の家に?
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