藤色アイルランド
「多分そうだと思うが・・・。チッ・・・!しゃあねぇなぁ、オイ野郎共!お前らはここで待機してろ!こっからはオレとハーネルで行く!」
オレ(メッサー)はベレッタのショットガンを構え玄関に立った。ハーネルは名刀贄刀紗那(にえとのしゃな:ハーネルの愛刀にして灼熱紅蓮の豪焔を吹く名刀)を鞘から抜き、愛用のV字の紅いグラサンをかけ戦闘体制で玄関に立っていた。
テロリストとの戦いなんだ、これほどの気合いじゃなきゃ割に合わねぇよなぁ。
そうしてオレたちは玄関を開けるとそこには・・・。







「おおぅ!助けてくれ!」
明太子一味がちゆりのトラップにかかって天井に逆さ吊りで吊されていた。
オイオイ・・・、どんだけ間抜けなんだよ。
てか生け捕りにする手間が省けたぜ。助けるついでに拘束して東京に突き出してやる!
そう思って拘束を解いてやると一目散に明太子一味は逃走した。

なっ!ありゃあガンマン!?どうしてこんなとこに・・・!?そうか、明太子一味めかっぱらってやがったか!
上等だ!その喧嘩かってやら・・・
「ガーランドォ!!」
パチィン!
ってハーネルオレよか早くに指鳴らしてガンマン呼び出しやがった!
「カァァルヴェラァァッ!」
オレも取りあえずガンマンを呼び出した。

ハーネルのガーランドが明太子の駆る新型強襲型ガンマン雲甲(うんごう)達に向かって啖呵を切り始めんとするや雲甲がガーランドに向かって攻撃を始め、後ろのガンマン2機も攻撃を始めた。
タァンタァンタタァン!!!
ガーランドが両手に持つビームピストルが後ろのガンマンの両腕片足を撃ち抜いた。その破壊力は被弾箇所を中心にその部分を切断したほどだ。
「何という早撃ち・・・!流石はガーランド。だが、これならガーランドの装甲とてただではすまい。」
明太子の雲甲はソニックソードを構えた。
ソニックソード、刃が高周波振動することによって切れ味を高めた刀剣、あの大剣サイズのデカさならガーランドの装甲がいくら厚くても箇所によっては危険だ。
こりゃハーネルのガーランドの援護に回るか。
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