藤色アイルランド

｢神のアクアって言ったら軍事用の薬の中でも1番危険なのを改良したドーピング用の薬なんじゃ・・・。｣
｢うん・・・。影山の馬鹿が帝国で試作品を使おうなんて思ってたらしいけど試作品で選手が1人重体になって使えなくて、あとのサンプルがどこに流れたかは知らないけど、その試作品をあの馬鹿魔女が使ったみたいね。｣
｢神のアクアの経緯はわかったけどそれでちるみはどうなるの？｣
｢茨がチルチルの魔力を吸い取ってああなってるけど魔力が尽きたら生命エネルギーを吸い取るみたいね。このペースだと百年かけてもチルチルの魔力は尽きないけどかなり危険な状態には違いない。今からチルチルの呪いをキャンセルしないと。な～に心配はいらないさ、1年前は本気じゃなかったから変更で精一杯だったけど実は本気出せばこんな三流の呪いなんてキャンセルすんのはチョロいのさ。｣
という訳で行こうってしたら案の定ちゆりんも来るって言い出し、眠りにつきっ放しのチルチルに香田のみんなを助けにちゆりんにブレーメンを連れて香田邸宅に乗り込んだ。
大切な友達にこんな呪いをかけたあの三流の馬鹿魔女だけは絶対に赦さないんだから・・・。絶対零度の灰をイヤと言うほどかぶらせてあげる。
当時の私は現役で十二宮の一角ヴィルゴ・サンドリヨン・ローゼン。氷の女帝、冷気、絶対零度を統べる氷雪女帝!三流とは格が違うの教えてあげる。