藤色アイルランド
光の届かぬ地下室に幽閉、紫外線の心配はしなくていいけど真っ暗闇に7週間は正直キツい。てゆーか7週間も何もない独房にいれられてちゃすることなくなるしヒマなのだ。あぁ~今日は楽しみにしてたフットボールフロンティア決勝雷門対定刻がある日じゃん見れないしぃ~!







あぁ・・・、今日で7週間目かぁ・・・。長かったなぁ・・・。







ガチャッ
・・・アレ?ここバタフライコンツェルン本社だよね?何でジブリール重工のエンブレムがでで~んとついてんの?
「あっマ・・・マレーンお嬢様」
はっ!専務さんで私のバトラー!!
「専務さん!パパの右腕のあなたに尋ねるけどこれはどうなってるの!?」
「じ、実は・・・、ジブリール重工の私兵にバタフライコンツェルンは壊滅しコンツェルンはジブリール重工に吸収され、わが社の重役達はセイランとロゴス・ジブリールにより失業、旦那様もジブリールの手の中にございます。」
そ・・・そんな・・・っ力が抜けその場に崩れ落ちた。
「それで、バタフライを取り戻す手段はあるの!?」
「ジブリール本社地下に幽閉された旦那様を救出し、ジブリール親子を失脚させなければバタフライコンツェルンは取り戻せますまい。」
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