藤色アイルランド
・・・私1人じゃどうしようもないわ。こんな時誰かいてくれたら・・・ってナチュラルにいるし!ちるみなら助けてくれるかも!!
「あっ・・・マレーン!!」
ちるみ!よかった彼女のが先に来てくれたぁ。
「バタフライがジブリール重工に吸収合併させられたってどういうこと!?なんか新聞とかテレビじゃ急な経営難とか言ってたけど」
「幽閉されてたから私も詳しくは知らないわ。でもバトラーの話だとバタフライコンツェルンにジブリールの私兵が攻めて来てこうなったって言ってたけど。」
私は彼女に知ってる限りのことを話した。
「それでマレーンはエンニオさんを救出しにジブリール重工本社に行きたいけど1人じゃどうしようもないって?」
っ!ちるみって出会った日から思ってたけどカンがいいな。
「そうなんだよね。でさ、もしよかったら・・・。」
「うんわかった。一緒に行くよ。だってマレーンそれで私に会いに行こうってしてたんだよね?」
「そうなんだぁ。ハハッアリガト。お礼はいつかするからね。」
「お礼とかいいよ。友達でしょ。」
ううぅっちるみと友達でよかった。
「そういえばちゆりさんは?」
「ちゆりは今名古屋に行ってるプリシッラちゃんの代りにクリスティアーノおじさんの秘書やってて参加できないと思うよ。」
そうなんだ・・・。
「そうだっ。サンドリヨンちゃんにも助っ人してもらおうよ」
確かに、こんな時サンドリヨン先生は頼りになる時があるもんな。さすがちるみ。








「な~るほど、付き合ったげる♪あ、フェレナンドも付き合ってね。」
「なっ・・・ちょっと待ってくれ!十二宮が介入すんのはまだ早・・・うわっ」
愛しのフェレナンド様がいい終る前に彼の手をひいてサンドリヨンさんが仲間に入ってくれた。
< 58 / 100 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop