藤色アイルランド
~ジブリール本社に戻る~
「地下牢への通路はどこなのマレーンちゃん!」
オートマトンが大量に攻めてくる。さすがのサンドリヨン先生にちるみも疲れてきてるかも。急いで見つけなきゃ。
「おーいマレーン、エンニオ総帥は救い出したぞ。」
フ・・・フェレナンドさん!?いつの間にパパを?
「いや~道に迷ってたらたまたま地下牢に着いてな、見張りを一掃してここまで連れて来たんだよ。」
えぇ~っなんてラッキー池田なヴァンパイアなのフェレナンドさんって。まさかこんなに早くパパを救出出来るなんて正直誰も予想してなかった。
「チルチル、オートマトンはあとどんだけ出るって思う?」
「あるだけ出るって思うよ。でもマレーンもヒドくない?そろそろ私たちが疲れてきてるかもなんて思ってるみたいだし。私たちまだ行けるよね?」
「当然。あと無量大数のオートマトンは余裕だよね?だいたい力の底はこれっぽっちも見せてないしね♪」
「私も♪」
って、何この2人!あと無量大数は余裕とか強がりとかじゃないのはわかるけどマジ化け物!?私の友達と先生は。



「ウラァァァァァッ!!!」
ちょっ何!?いま私の目の前を一筋の稲妻が駆け抜けた。
「電光の双子宮ジェミニ・ブラウ・ブルーダー!」
「ジェミニ・ロート・ブルーダー!ここに参上!!」
十二宮の一角がまさかの介入!?てゆーか十二宮一好戦的な双子が介入とかありえなりかずき!
「ようローゼン卿。」
「なっお前達どうしてここに?」
「どーしたもこーしたも、陛下だよ。陛下がオレ達に言いつけたんだよ。この会社の兵器類を残らずぶっ壊せってな。にしてもなんだ?みんなそろって楽しさーなことしてんなよ。オレらも混ぜろって。」
そう言うや2人は思いっきり破壊という名の遊戯を始めた。
「なんだなんだ?オートマトンってなぁキルモードでもこんなもんかよ?ツマんねぇなぁ!あぁっ!オートマトンさんよ!」
なっ・・・なんなのこの双子!簡単にオートマトンを殲滅してるよ!
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