藤色アイルランド

打倒クロ猫のイクト君!？～イーグルバスター～

どこまでも冒険しよう。みんなでタカラモノを唄いながら（リーズのアトリエ～オルドールの錬金術師～の主題歌）。



キラッ
｢チェシャァァァァッ!!!｣
何!？背後から恐るべき速度でなんか飛んできたんだけどっ!
ぶあっ
咄嗟のサイドステップでどうにか回避する。
｢外したかチェシャ!でもこんどは外さないチェシャっ!｣
って、ちゆり!？ウソだよね？だってちゆりって間違いでも友達殺す娘じゃないもん。
｢って、ちるみチェシャ。ごめんちるみ。アイツかと思って襲ってしまったチェシャ。｣
そ、そうなんだ。てゆーか人違で友達襲うとこは・・・ちゆりらしくないし!
｢てゆーか語尾のチェシャって、何？｣
｢そりゃ今の私はちゆりであってちゆりじゃないチェシャちゆだからだチェシャ。｣
だからいつものツンってしたちゆりじゃなくて第2生徒会の真日みたいにヘラヘラした感じなんだ・・・。まあチェシャ猫と言えばチェシャー猫のようにニヤニヤ笑うって慣用句を擬人化したやつだから、ちゆりがキャラに合わずヘラヘラしてんのもわかるかな。でも今はそれよりハッキリさせたいことがあるんだよね。
｢で、さっき誰と間違って襲ったのかな？｣
これは知らなきゃいけないだろう。だって私はその人違で襲われたんだから。
｢そりゃ決まってるチェシャ。ブラックリンクスとかデスレーベル、そしてセブンシーズトレジャーだチェシャ。｣
は？デスレーベル？ブラックリンクス？セブンシーズトレジャー？
｢クールな猫は私だけで十分だチェシャ。だから邪魔なブラックリンクスとデスレーベル、そしてセブンシーズトレジャーをやっつけたいんだチェシャ。ちなみにランダージョにクロちゃんやミー君は眼中にないチェシャ。｣
ここは教えてあげた方がいいのかな？デスレーベルもブラックリンクスもセブンシーズトレジャーも同一人物だって。
｢ねぇちゆ・・・じゃなくてチェシャちゆ。それみんな同一人物なんだけど・・・。｣
ガガガガンメン!と驚愕するちゆり、なんとルフは私が言おうとしたことを言ったのだ。