戦国遊戯
***** 信玄's View *****
「しんちゃーん!」
玲子の声が聞こえた気がした。玲子は最前線へ行かせていた。柿崎が本陣に乗り込んできていた時点で、もう、死んでしまったと思っていたからか、最初は幻聴かと思った。
周りの敵兵をなぎ倒しながら、あたりを確認した。
「玲子!?」
馬に乗った、玲子の姿が見えた。無事だったのか、と、ほっとした。だが、ほっとしたのもつかの間だった。
「ぐわぁ!」
「勘助!!」
勘助が柿崎に刺されていた。
「おおぉぉぉぉ!」
勘助の元へと行こうとすると、味方兵に止められた。
「な、何をする!」
「武田様!ここは一旦、お退きください!」
「えぇい、離せ、離さぬか!」
振りほどこうとしたとき、弟の信繁が続いて討たれた。
「信繁ぇ!」
叫んだのと同時だった。
「うわあぁぁぁぁぁ!」
叫び声とともに、玲子が柿崎のところへ詰め寄った。
がきぃん!
大きな金属音が鳴り響いた。
「しんちゃーん!」
玲子の声が聞こえた気がした。玲子は最前線へ行かせていた。柿崎が本陣に乗り込んできていた時点で、もう、死んでしまったと思っていたからか、最初は幻聴かと思った。
周りの敵兵をなぎ倒しながら、あたりを確認した。
「玲子!?」
馬に乗った、玲子の姿が見えた。無事だったのか、と、ほっとした。だが、ほっとしたのもつかの間だった。
「ぐわぁ!」
「勘助!!」
勘助が柿崎に刺されていた。
「おおぉぉぉぉ!」
勘助の元へと行こうとすると、味方兵に止められた。
「な、何をする!」
「武田様!ここは一旦、お退きください!」
「えぇい、離せ、離さぬか!」
振りほどこうとしたとき、弟の信繁が続いて討たれた。
「信繁ぇ!」
叫んだのと同時だった。
「うわあぁぁぁぁぁ!」
叫び声とともに、玲子が柿崎のところへ詰め寄った。
がきぃん!
大きな金属音が鳴り響いた。