戦国遊戯
一瞬、呆然とした表情を浮かべたものの、すぐにあぁ、と納得した。
なるほどね。戦国時代にいるって設定なわけだ。寝る直前に、ワールドヒストリにログインしてたからかなぁ。
そう思ったとき、ある人物の名前が頭に浮かんだ。玲子は少しどきどきしながら聞いてみる。
「ってことは、もしかしてあなた。真田幸村・・・だったりして?」
まぁ、まさかね…
「そうだが・・・おぬし、なぜ知っている?」
また、眉をひそめられた。
ほ、ほんとにそうだったんだ・・・
思わず顔を引きつらせる玲子。慌てて何とか言い訳をする。
「いや、ほら。有名じゃないっすか」
「え?」
「武田信玄といえば、真田幸村って。常識ですよ」
「そ、そうなのか?」
少し幸村の顔が赤くなった。が、すぐに玲子に向かって怒りだす。
「いや、おぬし!信玄とは無礼な!信玄様と呼べ!」
「あぁ。すいません」
変な奴だと思い、少し笑いながら答えた。
しかし、ここが戦国時代で、場所が甲斐だとわかったところで、どうすればいいんだか、と、途方にくれた。
夢のくせに、私に、全然都合よくことが運ぶことがないし。
なんなのよ、この夢。
深いため息が出た。
なるほどね。戦国時代にいるって設定なわけだ。寝る直前に、ワールドヒストリにログインしてたからかなぁ。
そう思ったとき、ある人物の名前が頭に浮かんだ。玲子は少しどきどきしながら聞いてみる。
「ってことは、もしかしてあなた。真田幸村・・・だったりして?」
まぁ、まさかね…
「そうだが・・・おぬし、なぜ知っている?」
また、眉をひそめられた。
ほ、ほんとにそうだったんだ・・・
思わず顔を引きつらせる玲子。慌てて何とか言い訳をする。
「いや、ほら。有名じゃないっすか」
「え?」
「武田信玄といえば、真田幸村って。常識ですよ」
「そ、そうなのか?」
少し幸村の顔が赤くなった。が、すぐに玲子に向かって怒りだす。
「いや、おぬし!信玄とは無礼な!信玄様と呼べ!」
「あぁ。すいません」
変な奴だと思い、少し笑いながら答えた。
しかし、ここが戦国時代で、場所が甲斐だとわかったところで、どうすればいいんだか、と、途方にくれた。
夢のくせに、私に、全然都合よくことが運ぶことがないし。
なんなのよ、この夢。
深いため息が出た。