戦国遊戯
結局、あの後、慶次達は囲碁で遊んでいた。そんな姿をぼーっと眺めながら、ちびちびとお酒を飲んでいた。
「玲子もやるか?」
慶次に声をかけられて何度目かだった。やらないと断っていたが、2人に、考えをまとめるのにいいと言われたので、少しやってみることにした。
数分後、激しく後悔する。
ルールがわからず、教えてもらいながらやってみるが、なかなか難しい。考えをまとめるどころではない。
「余計、混乱してきた」
「え?なんで」
「ルールがわかんないんだもん」
はぁ、とため息をつくと、慶次がきょとん、とする。
「るーる?」
「あー…」
この時代にそんな言葉ないか。
思ってそれに変わる言葉を探す。
るーるってなんて言えばいいんだ??
こんなときに、自分のボキャブラリーのなさに泣けてくる。
「あーとね、えー、決まりというか、規則というか。ここはおけるけど、ここはだめ、みたいのとかさ。考えてたらごちゃごちゃしてきたから」
苦笑いする玲子に慶次は笑った。
「戦と同じだ。そう考えて打ってみたらいい」
「戦、ねぇ…」
ふむ、と頭を捻りながらまた、打ち始めた。
「玲子もやるか?」
慶次に声をかけられて何度目かだった。やらないと断っていたが、2人に、考えをまとめるのにいいと言われたので、少しやってみることにした。
数分後、激しく後悔する。
ルールがわからず、教えてもらいながらやってみるが、なかなか難しい。考えをまとめるどころではない。
「余計、混乱してきた」
「え?なんで」
「ルールがわかんないんだもん」
はぁ、とため息をつくと、慶次がきょとん、とする。
「るーる?」
「あー…」
この時代にそんな言葉ないか。
思ってそれに変わる言葉を探す。
るーるってなんて言えばいいんだ??
こんなときに、自分のボキャブラリーのなさに泣けてくる。
「あーとね、えー、決まりというか、規則というか。ここはおけるけど、ここはだめ、みたいのとかさ。考えてたらごちゃごちゃしてきたから」
苦笑いする玲子に慶次は笑った。
「戦と同じだ。そう考えて打ってみたらいい」
「戦、ねぇ…」
ふむ、と頭を捻りながらまた、打ち始めた。