戦国遊戯
「もしもし!?」
『やっと繋がったぁ!』
電話越しに、安堵した希美の声が聞こえてきた。
『れいちゃん、大丈夫?』
心配そうに聞いてくる希美に、大丈夫だよ!と、強めに答えた。
「あのさ、それよりね、田中くんに会ったの!」
『…はい?』
希美から気の抜けた返事が帰ってくる。
「だから、田中くん!失踪してるって彼!」
しばらくの沈黙の後に、希美の叫び声が、きぃんと響いた。
『嘘だぁ!』
「ほんとだって!」
今までの経緯を説明すると、希美の声が聞こえなくなった。
「もしもし、希美?」
『あぁ、うんごめん。びっくしして』
仕方ない、と思いつつ、希美に相談した。
「帰る方法も調べないとだけど、なんで、田中くんがいるんだと思う?」
希美からの返事はない。
「もー、意味わかんな…」
いいかけて、また、視線を感じた。今までの異常に、はっきりとした視線だ。
『もしかして、田中くんの失踪が、れいち…の…かも…』
急に希美の声が途切れはじめる。
「もしもし、希美!?」
『気を…た…かく…てき…』
プツン、ツーッツーッ…
大事なとこでまた!希美との通話が途絶えてしまった。
『やっと繋がったぁ!』
電話越しに、安堵した希美の声が聞こえてきた。
『れいちゃん、大丈夫?』
心配そうに聞いてくる希美に、大丈夫だよ!と、強めに答えた。
「あのさ、それよりね、田中くんに会ったの!」
『…はい?』
希美から気の抜けた返事が帰ってくる。
「だから、田中くん!失踪してるって彼!」
しばらくの沈黙の後に、希美の叫び声が、きぃんと響いた。
『嘘だぁ!』
「ほんとだって!」
今までの経緯を説明すると、希美の声が聞こえなくなった。
「もしもし、希美?」
『あぁ、うんごめん。びっくしして』
仕方ない、と思いつつ、希美に相談した。
「帰る方法も調べないとだけど、なんで、田中くんがいるんだと思う?」
希美からの返事はない。
「もー、意味わかんな…」
いいかけて、また、視線を感じた。今までの異常に、はっきりとした視線だ。
『もしかして、田中くんの失踪が、れいち…の…かも…』
急に希美の声が途切れはじめる。
「もしもし、希美!?」
『気を…た…かく…てき…』
プツン、ツーッツーッ…
大事なとこでまた!希美との通話が途絶えてしまった。