戦国遊戯
私の格好が珍しいと、おばあちゃんは、いろいろと聞いてきた。適当にごまかしつつ、おばあちゃんに、いろんな話を聞いた。
そして。
気がつけば、おばあちゃんの家まで、味噌を持っていった。
・・・何やってんだ、私。
そう思いながら、おばあちゃんのお家の中へと入った。
小さいながらも、綺麗にしてある1軒家だった。
「はい、これ。どこに置けばいい?」
すっかりおばあちゃんと仲良くなった。
「あぁ、それはこっちに置いてくれるかい?」
言われて、桶を置いた。
結構重かった・・・これをおばあちゃんは、味噌がなくなるたびに、町で買って、持って帰っているのかと思うと、すごいな、と感心した。
そのとき、ふと、家の中に誰かがいるのに気づいた。
「おや、慶次。来てたのかい?」
おばあちゃんも気づいて、中の人物に声をかけた。
「慶次?」
おばあちゃんに聞くと、前に町で馬に轢かれそうになったところを助けてくれた人物らしく、その後、時々、こうして遊びに来ているという。
慶次って言えば、前田慶次しか思い浮かばんけど、あの人確か、武田軍じゃなくって、上杉軍だったよーな気がするんだよね。ここって、確か、武田の領土のはずだから、同姓同名ってやつかな?
へぇ、と短く答えて、慶次を見た。
長身、体つきも、がっしりはしているものの、ゲームや漫画で見るような、大男といった風でもなければ、マッチョな感じでもない。
まじまじと見ていると、体を起こして、こっちを見てきた。
「おぉ、ばあちゃん。お帰り。どこ行ってたんだい。ばあちゃんに飯、食わせてもらおうと思ってきて待ってたんだ。ところで、変わったのをつれてるねぇ?」
今度は慶次にじろじろと見られた。
「帰ってくる途中で、この子が、味噌を重たいだろうからって、持ってくれたんだよ」
ニコニコと笑うおばあちゃん。
「あ、そういえば、おばあちゃんにも名前、言ってなかった。私は玲子です」
そう言って自己紹介をした。
そして。
気がつけば、おばあちゃんの家まで、味噌を持っていった。
・・・何やってんだ、私。
そう思いながら、おばあちゃんのお家の中へと入った。
小さいながらも、綺麗にしてある1軒家だった。
「はい、これ。どこに置けばいい?」
すっかりおばあちゃんと仲良くなった。
「あぁ、それはこっちに置いてくれるかい?」
言われて、桶を置いた。
結構重かった・・・これをおばあちゃんは、味噌がなくなるたびに、町で買って、持って帰っているのかと思うと、すごいな、と感心した。
そのとき、ふと、家の中に誰かがいるのに気づいた。
「おや、慶次。来てたのかい?」
おばあちゃんも気づいて、中の人物に声をかけた。
「慶次?」
おばあちゃんに聞くと、前に町で馬に轢かれそうになったところを助けてくれた人物らしく、その後、時々、こうして遊びに来ているという。
慶次って言えば、前田慶次しか思い浮かばんけど、あの人確か、武田軍じゃなくって、上杉軍だったよーな気がするんだよね。ここって、確か、武田の領土のはずだから、同姓同名ってやつかな?
へぇ、と短く答えて、慶次を見た。
長身、体つきも、がっしりはしているものの、ゲームや漫画で見るような、大男といった風でもなければ、マッチョな感じでもない。
まじまじと見ていると、体を起こして、こっちを見てきた。
「おぉ、ばあちゃん。お帰り。どこ行ってたんだい。ばあちゃんに飯、食わせてもらおうと思ってきて待ってたんだ。ところで、変わったのをつれてるねぇ?」
今度は慶次にじろじろと見られた。
「帰ってくる途中で、この子が、味噌を重たいだろうからって、持ってくれたんだよ」
ニコニコと笑うおばあちゃん。
「あ、そういえば、おばあちゃんにも名前、言ってなかった。私は玲子です」
そう言って自己紹介をした。