戦国遊戯
今日も何事もなく、いつもと変わらない1日が終わろうとしていた。掃除をして、帰りのHRが終わり、かばんを持って、希美と一緒に、帰途についた。
「ね!今夜さ、一緒にワールドヒストリにログインしてみない?」
「え?いいけど、なんで?」
聞いてはみたが、なんとなく、理由はわかっているような気がした。
「だってほら、失踪のこと、もしかしたら何かわかるかも知れないじゃん!」
案の定。
「でも、関係ないかもよ?」
「なければないでいいよ。とりあえず、今晩20時に、ワールドヒストリの新緑の街に集合ね!」
「はいはい。りょうかーい」
希美に誘われ、玲子は深く考えずに了解した。
「ただいまー」
誰もいないとわかってはいたが、とりあえず言ってみる。両親は今、結婚記念旅行と称して、一週間海外へ旅行へ行っている。
「まったく。受験生の私を置いて旅行って」
部屋に戻り、ジャージに着替えた。かばんを置いて、宿題をする。
今日は幸い、量が少なかったので、すぐに終わった。
キッチンへ行き、カップ麺にお湯を注ぎ、テレビを見ながら寂しく一人で食べていた。
『それでは次のニュースです。最近、連続して起きている失踪事件の新たな犠牲者が…』
テレビから聞き覚えのある名前が流れてきた。
「そっか、捜索願いだしたって、先生言ってたっけ」
垂れ流されてくるニュースを、玲子はじっとみつめながら聞いていた。
「ね!今夜さ、一緒にワールドヒストリにログインしてみない?」
「え?いいけど、なんで?」
聞いてはみたが、なんとなく、理由はわかっているような気がした。
「だってほら、失踪のこと、もしかしたら何かわかるかも知れないじゃん!」
案の定。
「でも、関係ないかもよ?」
「なければないでいいよ。とりあえず、今晩20時に、ワールドヒストリの新緑の街に集合ね!」
「はいはい。りょうかーい」
希美に誘われ、玲子は深く考えずに了解した。
「ただいまー」
誰もいないとわかってはいたが、とりあえず言ってみる。両親は今、結婚記念旅行と称して、一週間海外へ旅行へ行っている。
「まったく。受験生の私を置いて旅行って」
部屋に戻り、ジャージに着替えた。かばんを置いて、宿題をする。
今日は幸い、量が少なかったので、すぐに終わった。
キッチンへ行き、カップ麺にお湯を注ぎ、テレビを見ながら寂しく一人で食べていた。
『それでは次のニュースです。最近、連続して起きている失踪事件の新たな犠牲者が…』
テレビから聞き覚えのある名前が流れてきた。
「そっか、捜索願いだしたって、先生言ってたっけ」
垂れ流されてくるニュースを、玲子はじっとみつめながら聞いていた。