戦国遊戯
***** 幸村's View *****
昨日、玲子と同じくらい、いや、それ以上に飲んでいたはずの信玄は、玲子と違って、いつも通りだった。
今朝は軍議があり、川中島へ向かう、という内容の話だった。
会議が終わり、信玄のところへ行った。
「お館様、幸村、参上いたしました」
膝をついて頭をさげた。信玄は人払いをして、幸村を側へと呼ぶ。
「ゆっきー」
信玄に呼ばれて体が固まった。信玄は笑う。
「昨日は戻ったのちはいかがだった」
にやにやと悪い顔で笑う。
勘弁してくれ…
「なにも。帰ってさくらに寝床へ連れていかせました」
「なに?つまらんやつだのぅ」
心底つまらなそうに言う。
「まさか、それだけのことで?」
眉をひそめて聞く。まさか、と、信玄は笑った。
昨日、玲子と同じくらい、いや、それ以上に飲んでいたはずの信玄は、玲子と違って、いつも通りだった。
今朝は軍議があり、川中島へ向かう、という内容の話だった。
会議が終わり、信玄のところへ行った。
「お館様、幸村、参上いたしました」
膝をついて頭をさげた。信玄は人払いをして、幸村を側へと呼ぶ。
「ゆっきー」
信玄に呼ばれて体が固まった。信玄は笑う。
「昨日は戻ったのちはいかがだった」
にやにやと悪い顔で笑う。
勘弁してくれ…
「なにも。帰ってさくらに寝床へ連れていかせました」
「なに?つまらんやつだのぅ」
心底つまらなそうに言う。
「まさか、それだけのことで?」
眉をひそめて聞く。まさか、と、信玄は笑った。