戦国遊戯
***** 玲子's View *****
「っくし!あぁー…」
くしゃみがでた。
「寒いか?」
言って、慶次は腰に巻いていた紐をほどき、ピンクの着物をかけてくれた。
「あ、ごめん。ありがとうございます。たぶん、今のは、誰かが噂してるんだわ」
「なんでだ?」
「え?よく言うじゃん。1回だと良い噂、2回だと悪い噂、3回だと風邪だーって」
「そうなのか?」
「いや、わかんないけど。よく、そんなこと言ってたから」
「へぇ…」
不思議そうにな顔でこっちをみてくる慶次。
しまったな、昔からそういう噂があったわけじゃないのか。失敗した…
しかし、幸村に連絡をとりたいのに、身動きの取れないこの状況。さて、どうしたものか。
そのとき、なにかの音が聞こえた。体の動きが止まった。慶次の方をみると、同じように止まって、なにかを探っているようだった。
「…ね、なんか聞こえ」
「しっ」
慶次に制止される。やはり、何かがあるのか。
「れいこーー!!!!」
自分の名前を呼ぶ声が聞こえた。慶次と顔を見合わせた。
「っくし!あぁー…」
くしゃみがでた。
「寒いか?」
言って、慶次は腰に巻いていた紐をほどき、ピンクの着物をかけてくれた。
「あ、ごめん。ありがとうございます。たぶん、今のは、誰かが噂してるんだわ」
「なんでだ?」
「え?よく言うじゃん。1回だと良い噂、2回だと悪い噂、3回だと風邪だーって」
「そうなのか?」
「いや、わかんないけど。よく、そんなこと言ってたから」
「へぇ…」
不思議そうにな顔でこっちをみてくる慶次。
しまったな、昔からそういう噂があったわけじゃないのか。失敗した…
しかし、幸村に連絡をとりたいのに、身動きの取れないこの状況。さて、どうしたものか。
そのとき、なにかの音が聞こえた。体の動きが止まった。慶次の方をみると、同じように止まって、なにかを探っているようだった。
「…ね、なんか聞こえ」
「しっ」
慶次に制止される。やはり、何かがあるのか。
「れいこーー!!!!」
自分の名前を呼ぶ声が聞こえた。慶次と顔を見合わせた。