戦国遊戯
「玲子は何を使う?」
幸村に聞かれて、返答に困った。
「何を・・・と言われても」
「戦に素手で、というのは無謀だぞ」
「そう・・・かな。やっぱり」
うーん、と考え込んだ。
武器っていってもなー。何があうのかわかんないし。どうしたらいいんだろ。
思いつくものは、刀、槍、弓。私に扱えるものといえば、そのくらいだろうか。ゲームなんかで行けば、妖しげな釜のようなものだったり、大きな棍棒やハンマーのようなものだったり。銃や、扇子なんてのもあったりした。
・・・ま、現実問題で考えれば、そんなわけのわからない武器なんて、まずないか。
「自分にも扱えるものがあるか、少し試してみたいんだけど。幸村さん、協力してもらってもいいですか?」
聞くと、信玄がにやっと笑った。
「しかし、玲子よ。今日はゆっきーと呼ばないのか?」
「な!?」
「ふははは、わしのことも、しんちゃんと呼んでよいのだぞ?」
血の気が引いた。
酒の席での無礼の数々。
「お館様!?」
「なんだ、幸村。お主はゆっきーと呼ばれるのはいやなのか?」
「なっ」
「ははは、なぁに、冗談じゃよ。ほれ、獲物を選ぶんだろう?はよう行ってまいれ。時間はないのじゃからな」
ははは、と笑いながら、信玄は部屋を出て行った。
幸村に聞かれて、返答に困った。
「何を・・・と言われても」
「戦に素手で、というのは無謀だぞ」
「そう・・・かな。やっぱり」
うーん、と考え込んだ。
武器っていってもなー。何があうのかわかんないし。どうしたらいいんだろ。
思いつくものは、刀、槍、弓。私に扱えるものといえば、そのくらいだろうか。ゲームなんかで行けば、妖しげな釜のようなものだったり、大きな棍棒やハンマーのようなものだったり。銃や、扇子なんてのもあったりした。
・・・ま、現実問題で考えれば、そんなわけのわからない武器なんて、まずないか。
「自分にも扱えるものがあるか、少し試してみたいんだけど。幸村さん、協力してもらってもいいですか?」
聞くと、信玄がにやっと笑った。
「しかし、玲子よ。今日はゆっきーと呼ばないのか?」
「な!?」
「ふははは、わしのことも、しんちゃんと呼んでよいのだぞ?」
血の気が引いた。
酒の席での無礼の数々。
「お館様!?」
「なんだ、幸村。お主はゆっきーと呼ばれるのはいやなのか?」
「なっ」
「ははは、なぁに、冗談じゃよ。ほれ、獲物を選ぶんだろう?はよう行ってまいれ。時間はないのじゃからな」
ははは、と笑いながら、信玄は部屋を出て行った。