∞君とラムネと∞
この商店街の中に昔在った呉服屋の長男として独りっ子として産まれたミノル。
家は老舗の呉服屋だった。

長い不況の時代も耐え抜いたそのミノルの実家は
いとも簡単に無くなった。

新聞にも小さく載ったらしい。


゛放火魔、「よく燃えそう」と老舗呉服屋に火をつける゛

そんな見出しだったそうだ。
< 10 / 55 >

この作品をシェア

pagetop