∞君とラムネと∞
金物屋の店主が椅子に座ったまま昼寝をしている。
なんだ、何一つ変わっていないじゃないか。
よく鍋が盗まれるとぼやく割に店主は昼寝を辞めようとしない。
一度、うちの片手鍋の取っ手が取れた時
元彼に買ってきてと頼んだ事がある。
10分そこらで戻ってきた彼の手には
鍋の取っ手が捕まれていた。
「よく売ってくれたね取っ手だけなんて。」
「おー!」
次の日店主がぼやいたのは言うまでもない。
「取っ手取る奴がおるとわな!」
真っ青になり謝りに行くと
「ミノルの仕業か!ケイちゃんも大変やなぁ」
と笑って許してくれた上に手土産にと取っ手が取れた鍋をくれた。
なんだ、何一つ変わっていないじゃないか。
よく鍋が盗まれるとぼやく割に店主は昼寝を辞めようとしない。
一度、うちの片手鍋の取っ手が取れた時
元彼に買ってきてと頼んだ事がある。
10分そこらで戻ってきた彼の手には
鍋の取っ手が捕まれていた。
「よく売ってくれたね取っ手だけなんて。」
「おー!」
次の日店主がぼやいたのは言うまでもない。
「取っ手取る奴がおるとわな!」
真っ青になり謝りに行くと
「ミノルの仕業か!ケイちゃんも大変やなぁ」
と笑って許してくれた上に手土産にと取っ手が取れた鍋をくれた。