キスに恋して…1
私は緊張なのか怖いのか


声が出ない


「………」


「楓?」


彼は私の名前を呼びながら近づいてきた


まだ…


心の準備が…


「バカだな…」


そう言って私の頬を両手で押さえた


「あの…」


「テレビ…見たい?」


また怪しい笑みだ


「見た…くな…んっ…」


ほら…また…私の言葉を遮るようにキスしてくる






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