あのこあいつあのひとに愛してるとあたし
登校途中にひとりで歩くゆうきを見て、あたしはゆうきに話しかけた。


「おはよう。寒いね。
あ、朝メール見てん。」


「ん」


「メールくれとって嬉しかった。ありがとね、」



ゆうきはぶっきらぼうにチラッとあたしをみて、すぐうつむいた。


どうしたのかと思って除き込むと、目をそらされた。

…………あぁ、なんや。
照れとるんか。



思わずこぼれた笑み。
かわいいとこあるやん。
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