ペットボトルの世界感


夜の真ん中に立っていた。


闇色の猫が空を飛びながら
その、金色をしたまんまるの瞳でこっちを見ていた。





夜夜中。


よるよなか。





深夜の海のその上で。


ぼくたちは不完全だと思い知るのです。






光の庭。

陽光のカーテン。



あなたの腕のその中で。





ぼくたちは独りでないと思い出すのです。
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