ペットボトルの世界感


つよくはない。

だけど、よわくもない。

ただ、

まいご。

迷子なだけ。

でぐちはすぐそこ。

すぐそこにある。

みえないだけで。

ゆっくり。
ゆっくり。

てさぐりで、進もう。

あたかも、新月の夜を歩くように。

タンポポ色のひかりが、ゆく道を照らしてくれるから。


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