ペットボトルの世界感
結婚
いつかはきみも。
いつかはきみも、いなくなってしまうのかな。
彼女みたいに。
ずっと握ってたちいさな手を放すときが、くるのかな。
そのときがきたとき。
僕はちゃんと笑顔で祝福できるかな。
きみは最近すごくお母さんに似てきたよ。
すごく綺麗になった。
誰にも渡したくないよ。
彼女は親気取りって言うかな。
でも、彼女が僕に託した命でしょう?
願いが叶うなら。
もうしばらくきみの横で微睡ませてください。
僕の愛しい子。
僕の愛娘。