空と雲



・・・?


男なんか信用してない?


なんのこと?


「はぁ?」


「だから、男なんか信用しないから彼氏とかいらないの!」


「なんで、信用しねぇーんだよ!」


「・・・・・から」


声が小さくて聞こえなかった。

「なに?声小さい!」




「だから・・・何回も・・裏切られたから・・」



乃亜は俯いたまま小さな肩が震えながら言った。



その姿が、俺の目に焼きついた。


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