コイゴコロ

下駄箱に着く途端に遥希は言った…

「お前、浜崎さんに一目惚れしただろ?」

「はっ!?何言ってんだよ。」
俺は一瞬焦った…
やはりこれは長年付き合ってきた
遥希にはお見通しのようだ。

「お前、顔に書いてあるぜ。」
遥希はクスクスと笑いながら
俺をからかう。

「書いてねぇしっ!」
焦った俺を見て余計に
遥希は笑い出した。

「ばーか。お見通しだよ。」
にやけながら遥希は言った

「………」
俺は黙り込んだ

「ははっ精々頑張りたまえ
俺は応援してっからよ!!」

「…」
何も返す言葉が出ない…

そんなこんなで解散した

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