南京錠
私は誠の携帯を拾う。




「これ…」






その画面をよく見ると細かい文字が並ぶ



―ニュースこればっかうざぃ


―ただの宣伝ぢゃね?



―そんな一人死んだくらぃでかわるかつーの



―あほくさ





心無い文字が並ぶ




私は携帯を閉じた。




「見つからねぇんだょ…あのスレッド」



誠は呟いた。





「そんなの…ありえるのかな…」




私も呟く




「愛子が自殺するわけねーだろ!?殺されたに決まってるだろーが!」






ビクッ…







ガタンッ!






どこにイラツキをぶつけていいのか分からなかったのか物に当たった。
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