南京錠
「しばらく待ち時間長いから、勉強見てやるよ。」




蓮が優しく髪を撫でる。



「ありがとぉ!!」



やっぱ蓮は頼りになるなぁ〜…



「おいっ!誠!お前も勉強だっ!」




「えぇっっつ〜!!俺は睡眠学習するからいいのっ!」




誠は、ゴロリとソッポを向いてしまった。





私は真っ白なノートに、蓮のから指示された数字を並べてく…



「此処は、違うよ」



蓮の髪の毛が近くなった。



難しい…




……………






「そういえばさぁ〜」




シーンとした部屋で誠が突然起き上がる。




「何だよ。」



蓮が不機嫌そうに答えた。



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