南京錠
誠の携帯を取りあえず覗き込む。



“誠マジでかっこぃ〜”

“でも学校に彼女いるんでしょ〜”

“え〜っショック!”

“誠になら何でもされたいっ”




って何コレ…




「ってか俺らの掲示板っ!ファンの子とかが書き込むんだょ〜俺ってモテモテ?」




誠が自慢気に話す隣で、蓮は、携帯をカチカチと険しい顔で見ていた。





「こんなの下らない…」



そして携帯を投げ捨てた。



「ちょちょ!」



誠は携帯を撫でながら、蓮に文句言っていた。



< 6 / 31 >

この作品をシェア

pagetop