片想いはイヤ!



シュートを決めた
かずちゃんは
ガッツポーズを決めていた。


仲間達と楽しく
騒いでいた。



嬉しそうな無邪気な笑顔。


それは昔とは
1mmも変わらない。


いつもと違う目線
新たな発見になった気がした。



でも、やっぱり間近が良い。


だって、
近くだったらときどきだけど
目が合うのにな・・・。



そんな些細なことで
ちょっとすねいた。



そしてハーフタイムの
笛が全体に凛と響く。


さっき以上に
ファンの声は大きくなる。


滴った汗。


かずちゃんは
マネージャーのところへ
歩いていく。



でもなんかよく見たら
見たことあるような・・・


・・・・・・・・・・あっ!!!


新しく彼女になった・・・・

(認めてないけど)



・・・・え〜とっ・・・・さ、ら?

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