片想いはイヤ!



なんか良くわかんないけど
その人がペットボトルと
タオルを渡している。



それがなんか
くっつき過ぎでうざかった。



(ちょっとは離れてよ!!
顔が近いって!!)



1人で勝手に
ヤキモチを焼いていた。





今までの彼女もそうだった。



出来るたびに腹立って
八つ当たりして・・・。


1人ですねて・・・。


そんなこと
出来る立場じゃないって
ちゃんと気付いていた。



でも『好き』って
打ち明けることは
どうしても出来なかった。


したくなかった。


だって、怖いから。


この関係を
壊したくないから──。



それでも何度も思う。



そこは本当は
あたしの場所だったのに・・・。


いつの間にか・・・違っていた。


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