片想いはイヤ!
そのまま
保健室に運ばれたあたし。
ベッドに運ばれて
そのまま寝かされた。
「今日は
大人しくしてろよ。」
優しい言葉をかけてくれた。
でも帰ろうとする
かずちゃんのユニフォームの
裾をギュッって掴んだ。
勝手に体が動いていた。
本当はそんなことする
資格なんてないって
心から分かっているのに。
「どうかしたか?」
首を横に振るあたし。
でも本当は
傍にいて欲しいだけ・・・。
すると練習があるのに
ベッドの横に座って
頭を撫でてくれた。
「かずちゃん、ごめんね。」
「大丈夫だから、寝てろ。」
「うん。」
そのままずっと
傍に寄り添ってくれていた。