片想いはイヤ!
■ 無視 ■
その次の日の朝。
いつも通りに
家のチャイムが鳴った。
「はぁ~い。」
変わらずにおばさんが出る。
「あの、
迎えに来たんですけど・・・」
いつもと変わらない日常。
いつも通りに
琴乃を迎えに来る。
今日も青空。
雲1つ無い青空。
「いつもありがとね。」
「いえ。」
「でも琴乃もういないのよ。
なんか朝の当番らしくて。」
「・・・そうなんですか。」
昔から寝坊ばかりだったのに。
ちっちゃい時から
後ろをついて回っていたのに。
今までこんなことは
絶対に無かったのに・・・。