片想いはイヤ!
「熱でもあんの?」
亜貴も鈴子も
意外な答えに驚いていた。
おでこに手を当てられたが
熱はないみたいだった。
「今日は・・・・・・行かない。」
そして
また机に突っ伏した。
思わず、亜貴と鈴子は
顔を見合わせた。
かずちゃんのバカ。
こんなにも
中途半端な気持ち、
どうしたらいいのか
全く分からない。
苦しくて仕方がない。
やっぱり諦めた方が
楽なのかな?
努力し続けた方が
いいのかな?
そしたら
両想いになれる?
ねぇ、そんな保障
どこにあるんですか?